ユースホステルの活用法2
■ユースホステルの特色
ユースホステルは、主に一人旅の御客様をターゲットとしていますから、あきらかに他の宿と違っている雰囲気をもっています。見知らぬ御客様どうしが、ふれあえるような
『仕掛け』
が用意されているのです。もちろん、それに気がつかなければ、分からないような小さな仕掛けですし、気がついたとしても無視することのできる空気のような仕掛けです。
では、その仕掛けとは、どんな仕掛けなのでしょうか?
いったい、何が仕掛けられているのでしょうか?
ユースホステルでは、みんなで一緒に食事を行います。黙って黙々と食事するテーブルもあるでしょうが、たいていは、知らない人同士の会話が始まります。そのさい、あるワンパターンな決まり文句から会話が始まります。
「今日は、どちらから来たんですか?」
という質問からです。すると、このような回答が返ってきます。
「私は、八ヶ岳の清里から来ました」
「私は、新潟県の六日町からきました」
「私は、尾瀬からです」
そのさい、それらの回答に興味があれば、さらに質問をなげかけます。
「尾瀬は、水芭蕉は咲いていましたか?」
「いえ、今年は雪が深くて咲くのが遅れ気味のようです」
「そうですか、では、予定を変更して八ヶ岳の清里に行こうかな? 八ヶ岳の清里は、渋滞していましたか?」
「いいえ、道路は思ったより空いていますよ。今なら新緑が綺麗だと思います」
「なるほど」
ユースホステルでは、みんなで一緒に食事を行います。情報交換するためです。もちろん情報交換だけのために会話するわけではありませんが、情報交換なら会話嫌いの人間も、たいていは喜んでしてくれます。なにしろ生の情報ですから、これほどありがたいものはありません。みんなで一緒に食事を行うというのは、そういうメリットがあります。
これが食事の時でなかったら、どうでしょうか? いくらユースホステルが、一人旅に優しい宿だといっても、いきなり見ず知らずの人に
「今日は、どちらから来たんですか?」
とは聞きにくいものです。また、いきなり聞かれても驚いてしまうことでしょう。そういう意味でも、夕食の時は、見ず知らずの人に話しかけやすいから不思議です。
「私は、引っ込み思案なので、できません」
という人も心配には及びません。相手の方から聞いてきます。あなたは、情報を与えつつも、こちらの知りたい情報を相手に聞くだけで、いつのまにか会話の輪の中に入っています。
結局、ユースホステルでの「今日は、どちらから来たんですか?」という言葉は、世間で言う「こんにちわ」や「おはよう」と同じようなものかもしれません。ですから気軽に使ってみたら良いと思いますね。
ただし、そういった会話が「うざい」と感じるようでしたら、そういう会話から上手に逃げる方法も、いくつかあります。相手を無視するというのも気まずい雰囲気になるので、逃げ方をいくつか列挙してみましょう。
【1】誰も座らなさそうな席につく
【2】(満室の時は)少し遅れて席につく
【3】マネージャーと相談してみる
【4】その他
では、【1】〜【4】まで解説してみましょう。
つづく
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2008年05月04日
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