2008年05月10日

ユースホステルの活用法5

ユースホステルの活用法5

 また、このイベント(お茶会・ミーティング)が日本のユースホステルに定着するに至った別の理由もありま

す。その理由とは、ユーザー側にとっての必要性であり、日本の歴史や文化と密接な関係があります。

 日本にユースホステル協会ができた時、日本にユースホステルは存在しませんでした。ユースホステルが無いのにユースホステル協会が先に出来たのです。これがドイツのケースと違います。

 世界初のユースホステル運動は、ユースホステル協会よりも先に、ユースホステルの建設を行いました。その提唱者である小学校教師リヒャルト・シルマンは、協会をつくるよりも先に、自分が勤める小学校をユースホステルに改造することからスタートさせました。その後、ドイツユースホステル協会ができるわけですが、ドイツユースホステル協会の仕事は、ユースホステルを建設することが主な仕事でした。

 ところが、これが日本の場合は全く違っていました。日本ユースホステル協会は、日本にユースホステルを作る能力も資金も無かったのです。というより、ユースホステル運動の歴史そのものを知らなかった。ドイツで、どのようにユースホステル運動が発展していったか、その歴史過程を知らなかった。知らないまま旅行バブルを迎えてしまった。そのために日本におけるユースホステル運動は、施設を作る作業は遅々として進まなかったのです。ユースホステル協会は立ち上げたが、ユースホステルそのものは無いということになってしまったのです。

 しかし、ユースホステルが無くても活動はしなければならない。日本ユースホステル協会の創設者は、考えたあげく、日本ユースホステル協会そのものが、ホステリングというイベントを企画し、平日には茶話会というものを企画しました。その茶話会が派手なイベントでした。中山正男、大宅壮一、下中弥三郎、金子智一といった当時の超有名人が、一般人とお茶を飲み合ったのです。これが発展していってお茶会・ミーティングといったイベントが日本のユースホステルに定着するにいたるのですが、これが当時の青少年の水にあっていました。



つづく


↓ブログの更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング




posted by 北軽井沢YGHマネージャー at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ユースホステルの活用法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/96289007

この記事へのトラックバック